記事一覧» 2011年02月

誰でも回復期リハビリテーション病棟に入院できるの?

この病棟では、病名と、病気・怪我を発症してから入院するまでの期間が決められています。たとえば、脳梗塞や脳出血などの脳卒中、大腿骨頚部(太ももの付け根部分の)骨折、脊髄損傷、頭部外傷、肺炎や外科手術の治療時の安静による廃用症候群などでは発症または手術後「2か月以内」、股関節・膝関節の神経や筋、靭帯損傷後は「1か月以内」などです。
これらの患者さんに対し、チームの各担当スタッフが入院後すぐ、寝たきりにならないよう、起きる、食べる、歩く、トイレへ行く、お風呂に入るなど(これらを「日常生活動作」(ADL)といいます)への積極的な働きかけで改善を図り、家庭復帰を支援していくのです。

次回は「回復期リハビリテーションの回復期って??」をご案内いたします。

回復期リハビリテーション病棟ってどんな病棟?

大きな病気や怪我をすると多くは「急性期病棟」と呼ばれる病院で治療を受けることになります。しかし、この急性期病棟というところは、「命を助ける」ことが大きな目的となっているので生命の危機を脱すると、退院を勧められます。急性期病棟は、命の危機に瀕した患者さんを次々と受け入れ、命を救うことを使命としているためです。
しかし、この時期の多くの患者さんは、まだ心身へのダメージが大きく残り、元の生活にすぐ戻ることは困難です。退院を勧められたご家族のほうでも困ってしまう場合が多くみられます。
このため、平成12(2000)年に「回復期リハビリテーション病棟」が誕生しました。この新しい病棟は、命の危機を脱してもまだ医学的・心理的サポートが必要な時期の患者さんを対象に受け入れ、自然回復を促す環境をつくり、医療専門職がチームを組んで集中的なリハビリテーションを実施し、心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻っていただくことを目的とした病棟です。

次回は「誰でも回復期リハビリテーション病棟に入院できるの?」をご案内いたします。