記事一覧» 2011年04月

入院中の生活って?

このたびの、東北・関東大震災において、被災にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。

 

入院生活は、心理、社会、経済的問題も多々生じてきます。

生命の危機を乗り越え安心したものの、「手足の麻痺は元に戻るだろうか」といった不安や、「戻らなかったらこれから先どうしたらいいのか」等々です。
 このような複雑な心身状況にある患者さんや家族に対し良質な入院医療サービスを提供するために看護・介護スタッフ、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、ソーシャルワーカー(社会福祉士)、(管理)栄養士、薬剤師など…さまざまな専門技術・知識を持った医療スタッフが
患者さん、家族と一緒に家庭復帰に取り組むためにチーム医療を行っています。

毎日の生活は、まず患者さんの病気の管理が基本となります。そのうえで、通常、数か月間の入院を経て家庭や社会へ復帰することを目的に、日常的な食事や歩行、排泄、入浴などの動作を改善するためのリハビリ・プログラム(総合実施計画)が組まれます。

入院中は食事は食堂やデイルームに誘導し、口から食べていただく取り組みを。

排泄はトイレへ誘導し、オムツは極力使用しないように。

日中は普段着で過ごし、更衣は朝夕実施。

などと、障害があったとしても、患者さまご自身が希望する生活が実現できるように全スタッフで取り組んでいきます。

入院できる期間は、疾患や傷病名によって日数が決められています。

たとえば脳梗塞、脳出血などは150日以内、高次脳機能障害(脳がダメージを受け、記憶志向、言語などの機能が低下した状態)や脳卒中の重症例は180日以内。

大腿骨頚部骨折、廃用症候群は90日以内。

股関節・膝関節などの神経、筋や身体靭帯の損傷は60日以内となっています。

退院については患者さまの状態や退院先の状況などにより、それぞれ異なり期間を待たずに退院する事もあります。

いろいろな職種のスタッフが患者さまに寄り添いご本人の希望を聞き自宅に帰ってからの患者さまの生活を第一に考えながら最良の退院方法を考えていきます。

次回は「退院について」 もう少し詳しくご案内いたします。