主に体内で作られるプリン体の代謝異常が原因です。高尿酸血症に、ストレスや脱水などが引き金となり、関節内で尿酸結晶が炎症を起こすと、痛風発作となります。足の親指の付け根以外、足の甲、足首、膝、肘などにも起こることがあります。
発作時の尿酸値は、半数以上でむしろ低下しているので、当てになりません。関節液中に尿酸結晶が見られれば、診断確定です。 治療は、まず鎮痛剤を投与し、痛みが落ち着いてから、高尿酸血症の治療を始めます。日常生活の指導も大切です。
関節痛のため、整形外科を受診する方が多いですが、成人病や尿路結石の合併など、全身疾患であり、むしろ内科の病気とも言えます。 痛風結節がやぶれてしみ出しが続いたり、関節破壊が強い場合には、手術が必要になることもあります。
A 尿酸の排泄促進剤と合成阻害剤があります。尿のアルカリ化剤も、よく併用されます。
A 治療開始後に、また発作が起きたり、肝機能障害になることがあります。
A 発作が治まると通院しなくなってしまう方もいますが、無治療のままだと合併症が心配です。