病棟

1A病棟は、33床の回復期リハビリテーション病棟です。

当院や、近隣の病院で加療された脳血管疾患・整形外科の術後・心臓や大血管手術の術後、または肺炎などの治療に伴う安静によって筋力低下をきたした患者様に対して、一定の期間、集中したリハビリを行い通して機能の回復を図り、社会生活へ戻られるための支援を行っています。

急性期という生命の危機的状況を乗り越えるために懸命に努めてきた患者様やご家族、また、急性期でのケアに当たられた医療チームの想いを引き継ぎ、退院支援を含めた治療の仕上げという役割を多職種との連携を通して担っています。

当病棟でのリハビリ入院には、あらかじめ決められている疾患・手術後の状態であることが必要であり、リハビリ入院を希望されるすべての患者さんが適応となるわけではありません。

2A病棟は52床の外科系急性期病棟です。

消化器外科(胃・腸・膵胆肝)と整形外科手術患者様の看護、脳神経外科の患者様に、看護を提供しています。

手術前は不安の軽減に努め、術後は合併症予防のためリハビリテーション科と協力して早期離床に取り組んでいます。

近年の高齢化に伴い、在宅や施設入所に向けての支援も欠かせません。医療相談員やコメディカルとのカンファレンスの実施や、訪問看護を受けながら在宅で過ごせるように入退院支援室との情報共有を行い、患者様のニーズに答えられるように取り組んでいます。様々な検査や手術、入院対応と忙しい病棟ですが、チームで協力しながら笑顔で頑張っています。

2B病棟は、2020年の10月にオープンした増床された50床の障害者施設等一般病棟です。

元々、障害者施設等一般病棟は3C病棟の50床のみでしたが、地域の皆様からのニーズも多く、 2病棟合わせて100床へ増床されました。

当病棟は、重度の障害をお持ちの患者様や難病を有する患者様が多く入院されています。

入院から退院まで、もしくはまたは急性期病棟からの転棟から退院までの間の看護援助・日常生活の支援を行っています。当病棟の患者様の平均年齢は79.8歳です。若い方では40代、最高齢の方では95歳と幅広い年齢層の患者様がいらっしゃいます。

働くスタッフの平均年齢は37.6歳で20代から60代までの看護師・介護福祉士・看護補助者・クラークが協力し合いながら日々、業務を行っております。

また子育て奮闘中のママさんナースも数名います。

若い世代から、お姉さん・お母さん世代のスタッフで構成されている病棟です。

3A病棟は55床の内科系急性期病棟です。

呼吸器疾患・循環器疾患・皮膚疾患・消化器疾患・一般内科など様々な疾患を受け入れています。

近隣の高齢者施設に入所中に体調を崩し、当病棟に入院となるケースも多く、恒例の患者様が占める割合が高くなっています。

看護提供方式は3チーム制の固定チームナーシングを取り入れ、チームリーダーを中心に個々の患者様に適した最善の看護が提供できるよう協力しながら取り組んでいます。

看護師、看護補助者、クラークが勤務し、その他病棟担当の薬剤師、栄養士、医療相談員、リハビリスタッフが協力しながら患者様に関わっています。

20-30代のスタッフが多く、活気が溢れ、男性スタッフの数も多く皆和気あいあいとしています。

3B病棟(産婦人科病棟)は28床のレディース病棟です。

助産師・看護師がチームとなり、24時間を通し入院、分娩、手術等の治療が必要とされる患者様の看護を行っています。

外来と病棟はユニットとして機能し,スタッフがローテーションで業務をしています。

妊婦さんが安心して出産できるようまた、出産後から退院後の生活に向けての不安が最小限で過ごせるように、外来通院時からプライマリーナーシングを実践しています。

婦人科疾患患者様(手術・化学療法など)に対しては、個々の患者様の希望に寄り添いながら、入院生活が安心して治療ができるように看護を提供しています。

『ここの病院でよかった。ここの病棟で出産ができてよかった。』と多くの方に思っていただけるよう、日々研鑽を重ねながら看護を実践しています。

3C病棟は50床の障害者施設等一般病棟です。

障害者施設等一般病棟とは、パーキンソン病や筋萎縮側索硬化症などの神経難病や、何らかの疾患などで重度の肢体不自由や意識障害のある患者様が7割以上入院されている病棟です。

中には、人工呼吸器管理を必要とされる患者様や透析患者様もおり、様々な疾患を抱える患者様が療養されています。

急性期での治療を終えた患者様が、その人らしく快適な療養生活が送れるよう治療やリハビリを行いながら、残された能力を最大限に引き出せるよう日々看護を行っております。

外来

外来では、一般の外来診療に加え、・外来化学療法・内視鏡・救急搬送受け入れ・小児科アレルギー負荷試験など、多くの専門分野に分かれて看護を提供しています。

一般診療・化学療法では、治療の選択などでその方のその後の人生にとって大事な決断を迫られる場面における意思決定支援やQOLを維持しながらがんと共存する為の看護や患者様の変化に気づく力が必要になります。

小児科では、アレルギー専門医と小児アレルギーエヂュケーター資格を持つスタッフを中心に、日常ケア・負荷試験・教室などでの指導を行っています。

内視鏡室では内視鏡技師が中心となり,より専門性の高いスキルが身につくようスタッフの教育にも力を注いでいます。

外来での業務は診察の介助や患者様の指導、処置や検査など、その業務は多岐にわたり忙しい日々ですが、多くの学びを得ることができる部署です。

現在、外来スタッフの半分はママさんナースで、お互い協力しながら子育てとの両立をして活き活きと働いています。

手術室

当院の手術室は3室で、外科・産婦人科・整形外科・脳神経外科の4科の手術が行われています。

看護師は10名で、1年目からエキスパートナースまで幅広く所属しており、とてもチームワークが良い部署です。

患者様にとって、「手術」とは非日常的な出来事です。少しでも安心して安全に受けられるよう、手術を担当する看護師は、手術の前に訪問を行い、術前から術後までの説明を行っています。

執刀医・麻酔医・看護師・臨床工学技士・放射線技師・中材スタッフで多職種連携し、患者様が安心して安全に手術に臨めるよう周術期看護に努めています。

透析室

当院透析室は、20床のベッドを有しています。(全床液晶テレビ装備)

月曜日~土曜日の午前と午後で患者様の透析スケジュールを作成し、通院患者様と入院中の患者様への対する血液透析への対応に加え、救急患者様への24時間対応が可能な体制をとっています。

ご自宅の玄関から病院まで車イス対応車両にて対応する送迎無料サービスや管理栄養士が栄養バランスを考えた食事を透析前後に無料でご用意するサービスを行っており、患者様から高い評価をいただいています。

また、当院は回復期リハビリ病棟や障害者施設等一般病棟も有しており、血液透析と回復期リハビリの両方を必要とする患者様にも対応することができる病院です。透析室では、看護師、臨床工学技士、クラークが協力し、1人1人のスタッフが、それぞれの目線で患者様に寄り添い、安全かつ安心した維持透析を行えるよう、日々の業務を行っております。

患者支援室

患者支援室は、入院前から患者様が安心して医療が受けられるように支援する部署です。

予定入院の患者様に多職種が連携し治療、お薬、栄養、看護等について説明を行ないます。
必要な情報やご希望、不安などを把握し、入院生活のスケジュール表やパンフレットを使用し、患者様にわかりやすい説明に努めています。
入院前から退院後の生活上の準備について一緒に考えることで、患者様やご家族が安心して入退院できる環境を整えています。
入院時支援・入退院支援・患者支援・医療福祉相談を通じて、患者様がより良い療養生活を送れるように多職種で連携し患者様とご家族の支援を行なっています。